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今日の気づきは「アフリカでのビジネスはリスクが3つある!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
住友商事、エチオピア携帯網で描くデジタル経済圏:日本経済新聞
本記事を要約すると、住友商事が10月に英ボーダフォングループとエチオピアで携帯通信サービスを始めた、と報じています。
狙いは携帯通話料金での収益増ではなく、デジタル金融サービスを提供し、その決済手数料収入などです。
しかしリスクも大きく、例えばエチオピアの人口1億1000万人は80以上の民族に分かれ、民族間の亀裂が政情不安や武力衝突を招く恐れもあります。
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本記事を読んで私は、エチオピアでの携帯事業は素晴らしいことだが、リスクが大きすぎると気づきました。
記事にあるように、もちろん民族間の対立からの紛争の可能性もありますが、他にも2つあると思います。
①収益確立までの道のりの長さ
現在の携帯普及率が約50%にとどまっている状態から、基地局を1300億円かけて整備するというのは、初期投資が大きすぎます。
携帯も価格抑制しないと広まりませんし、いつ黒字化するか見えない気がしました。
②競合が現れる
せっかく苦労して基地局を整備しても、日本で言えば大手3社が整備したアンテナを使って躍進した楽天モバイルのように、後から競合が現れると気づきました。
そして競合には当然米GAFAMのような巨大IT企業もいて、先進的なクラウド基盤を有しているため、日系企業が入札にすら参加できないほどの力を見せつけて来るかもしれません(本日付の別記事で、日本政府のクラウドは米大手4社しか入札に参加できなかったとあります)。
以上、今日の気づきは「アフリカでのビジネスはリスクが3つある!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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