今日の気づきは「熱中に惑わされるな!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
NFT、取引17分の1に 楽天はスポーツカード9割売れ残り:日本経済新聞
本記事を要約すると、デジタルコンテンツの持ち主を証明し希少性を担保できる「NFT(非代替性トークン)」の販売が苦戦している、と報じています。
世界最大市場のオープンシーの月間取引高は9月に2億ドル台と1月の17分の1に縮小しました。
サッカーJリーグが楽天グループと始めたスポーツカードは4月は発行分がすべて売り切れましたが、5~6月分は9割以上が売れ残りました。
投機の値上がり期待が薄れる中、画像・動画だけでは所有のメリットを感じにくく、定着には特典など工夫が必要になるそうです。
米ガートナーは先進技術トレンドの指標として公表する「ハイプサイクル」ではNFTは「過度な期待」から「幻滅期」に入るとみています。
(画像はこちらより:メタバース・NFT・Web3、日本では「過度な期待」のピーク期 – ガートナー)
***
本記事を読んで私は、人間のバイアスは恐ろしいと気づきました。
NFTの付いた初ツイートが、21年3月に290万ドル(当時のレートで約3億円)で落札され、22年4月には約3万ドル(約380万円)と、約1年で約100分の1に価格が急落しました。
1つのツイートの価値としては当然のことだと思いますが、人間は安い肉を高級肉と言って出されれば美味しいと勘違いしてしまう先入観やバイアスが強い生物です。
書籍「バブルの物語」ではチューリップに馬車1台分の価格もつき、その後も人間は熱中しては冷め、を繰り返してきたと書かれています。
NFTも幻滅期に入り出しましたが、本当の価値と価格が釣り合うまでに今後何年もかかるかもしれません。
私は今後、そういった熱中の最中でも、真の価値を冷静に見極められるよう行動していきたいと改めて思いました。
以上、今日の気づきは「熱中に惑わされるな!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!