今日の気づきは「宇宙飛行士の「人間力」は他の職業にも必要」です。
今日は以下の書籍からの気づきです。
ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験
2010/6/17
大鐘 良一 (著), 小原 健右 (著)
本書籍は、2008年2月に日本で10年ぶりに実施された宇宙飛行士選抜試験に初めて密着取材したNHKの番組を書籍化したものであり、宇宙飛行士は世界でも数える程しかいない、いわば「人類代表」だ、と書かれています。
本書を読んで気づいたことは以下の2つありました。
①宇宙飛行士に「憧れ」だけではなれない
本書を読んでまず強く感じたのは、「宇宙飛行士ってカッコイイな」とか「宇宙に行ってみたいな」という憧れだけでは、宇宙飛行士としてやっていけないということです。
2つ理由があり、1つ目は、そもそも面接で見抜かれて落とされるからです。
そして2つ目は、以下の条件を全て飲む、相応の覚悟が必要だからです。
・キャリアを全て捨て、年収は落ちる
・転職は認められない(宇宙飛行士1人育てるのに1億円以上必要なので暗黙の了解として)
・いつフライトできるか分からずひたすら訓練する待ちの仕事
・死亡率1%以上
・家族にも自分が死ぬかもしれない覚悟が必要
・家族との時間は減る(今の生活を捨ててテキサス州ヒューストンに移住してもらっても自分は世界各地へ出張も多く、一緒の時間は確実に減る)
・いつ取材が来ても必ず笑顔で受け答えし、莫大な研究開発費を出してもらうための「広告塔」として一挙手一投足が注目される生活
これらに対する覚悟が無ければ、ひたすら訓練を積むだけの「待つだけ」の仕事は「憧れ」だけでは到底耐えられない、もし仮に宇宙飛行士になったとしてもJAXAも自分も税金を納めている国民全員も、誰も幸せになれない、と気づきました。
②宇宙飛行士の「人間力」は他の職業にも必要
宇宙飛行士は自分1人のミスで仲間が全員死んでしまう環境での仕事です。
常にそんなストレスのかかる任務の中でも、リーダーシップとフォロワーシップを使い分けてチームの力を最大化させる言動を瞬時に選択し、他人を思いやり、落ち込んでもすぐに立ち直って明るく振舞い、時に仲間を楽しませるユーモアも求められます。
まさに、人を惹きつける「人間力」無しにはなれない職業です。
本書では、そんな「人間力」を以下のように表現していました。
どんなに苦しい局面でも決して諦めず、他人を思いやり、その言葉と行動で人を動かす力があるか
まさに端的な表現としては流石NHKの記者といったところです。
私は、この「人間力」はどんな職業にも必要だと気づきました。
社長、首相などの組織のトップには必須ですが、私のような平社員でも、この「人間力」があればチームの力を最大化し、顧客も私たちを信頼して提案内容を実行に移してくれるようになります。
私に一番不足しているのは、やはりユーモア。
初対面の相手からも心を開いてもらうことがまだまだできず、やはりユーモアを持ち合わせておき、1回笑顔になってもらう力を養わないといけません。
他にも、無能な上司や高圧的な上司との関わり方は、社会人なりたての時と比べれば少しは成長したのかなとは思いますが、引き続き磨き続けたいと思います。
以上、本書から得た気づきを活用し、今後も自分の人間力を磨き続け、プロジェクトマネージャーや社長を目指していきたいと思います。
独自性 | ★★★★★ |
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有用性 | ★★★★★ |
分かりやすさ | ★★★★★ |
総合 | 95 / 100 |
以上、今日の気づきは「宇宙飛行士の「人間力」は他の職業にも必要」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!