新聞記事

【UXCX①】ファンコミュニティには2つの効果がある!

今日の気づきは「ファンコミュニティには2つの効果がある!」です。

今日は以下の記事からの気づきです。
丸亀製麺がTwitter新機能で宣伝 「部員」に辞令交付:日本経済新聞

本記事を要約すると、丸亀製麺はTwitterの新機能を活用し、「トマたまカレーうどん」のファン同士が推し活を楽しめる取り組みを始めた、と報じています。


(画像はこちらより引用)

同社は、21年に人気を博した「トマたまカレーうどん」の再販に合わせて斬新なプロモーションに挑戦しました。

まず「#トマたまカレー宣伝部」を付けて引用RTした人全員へDMで「宣伝部員」の辞令と「コミュニティ」(Twitterの今年1月の新機能)への招待URLを送付します。

そのコミュニティではファン同士、自己紹介や「呼ばれたい名前」「トマたまカレーうどんの好きなところ」を投稿し合って、「推し活」を盛り上げたそうです。

結果、「販売期間中に15回トマたまカレーを食べてコミュニティ内で発信した部員、周りの友人30人以上に広めて食べてもらった部員もいた」というほど、宣伝効果が高かったそうです。

22年6月には、インターブランドジャパン(東京・渋谷)が運営するC Spaceが発表した「顧客体験価値(CX)ランキング2022」で1位も獲得しました。

私は顧客体験(CX)という言葉を初めて知りました。

ユーザー体験(UX)との違いが何なのか気になったので調べると、両者に明確な定義はないものの、通常UXはデジタルテクノロジーで使われることが多いこと、またUXは商品購入前/購入時/購入後の体験を点で表す一方で、CXは購買プロセス全体を1つの体験として捉えることが違うとのことでした。

話が逸れましたが、本記事を読んで、私が気づいたのは以下の3つです。

①ファンコミュニティを利用すると売上が大きく伸びる
ファンコミュニティは、他社でも見られます。

以前読んだ書籍「シャオミ(Xiaomi) 世界最速1兆円IT企業の戦略」では中国のスマホ企業「シャオミ」のファンコミュニティ「Mi Community」が紹介されており、このコミュニティのおかげでここまで成長できた、と述べられていました。

また、今年8月11日放送の「カンブリア宮殿」では日本のビール起業「ヤッホーブルーイング」もファンイベントを度々開催して熱烈なファンを獲得し、10%のファンが売上の65%を占めているそうです。

これら全てに共通しているのが、ファンコミュニティの力を利用して大きく売上を伸ばしていることだと気づきました。

②ファンコミュニティ以外にも実現方法を考えるべき
他社事例と違い、丸亀製麵のファンコミュニティは以下の2点がユニークと気づきました。

1点目は、コミュニティ参加を「入部」、丸亀製麺公式アカウントが「部長」と表現している点で、他社にはない、面白い表現方法だと気づきました。

2点目は、Twitter新機能を活用することでファンコミュニティを安価に実現、運営した点です。

ヤッホーブルーイングのファンイベントは開催の度に赤字だそうですが、丸亀製麵は賢い実現方法を取ったなと感心しました。

なので、さらに言えば、ファンコミュニティの目的を実現できるなら、ファンコミュニティという方法に縛られず、より安価で効果的な他の方法を模索し続ける姿勢も大事だと気づきました。

③ファンコミュニティには2つの効果がある
これらファンの「コミュニティ」には、2つの効果があると気づきました。

1つ目は、「自分が好きなものを好きと言える、自分らしくいれる居心地の良さの提供」です。

素の自分でいられる空間は居心地が良いため、顧客満足度は当然向上します。

2つ目は、「自分と同じ感覚の仲間がいることで、自分もこのままで良いんだと自己肯定感が高まる効果」です。

やはり、自分が好きなものは自分の一部ですので、そこを自身で認められる感覚は生きていくうえで必要な自己肯定感に繋がり、結果として顧客の満足度が向上します。

これらは、アイドルや歌手のファンにも共通して見られる効果と考えられますが、その場合、これらに加えて「その人に憧れて手本にすることで、生き方の軸ができる」効果も加わると気づきました。

例えば大谷翔平選手に憧れる野球少年が二刀流を真似し始める、などです。

この真似して生き方の軸となる効果は、丸亀製麺のトマたまカレーうどんでは実現できないでしょう。

今後私も、UXやCXを高めるにはどうしたら良いか悩んだ際には、今日の気づきを生かし、ファンコミュニティを作るか、もしくは他の方法でも「居心地の良さ」や「自己肯定感の高まり」でCX向上を実現できないか考えてみたいと思います。

以上、今日の気づきは「ファンコミュニティには2つの効果がある!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

ABOUT ME
まさひろ
20代会社員のまさひろです。 相手から必要とされるビジネスマン目指し、 毎日気づいたことを書き綴っていきます

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