今日の気づきは「旅行業界はDXの余地がまだまだある!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
城崎温泉、街で宿泊データ共有 「企業秘密」あえて開放:日本経済新聞
本記事を要約すると、城崎温泉(兵庫県豊岡市)で、宿泊施設76軒中45軒が予約データの自動収集・分析プラットフォーム「豊岡観光DX基盤」の運用を開始し、需要予測や宿泊プラン作りなどに生かし始めた、と報じています。
本記事では、人気旅館「緑風閣」の活用事例が紹介されていました。
緑風閣は今年9月の三連休に、同価格帯旅館の予約データなどから高い需要が見込めると判断しました。
そこで思い切って2万円を下回る安価な宿泊プランの販売を中止しましたが、24室ある客室は予想通り満室になったのだそうです。
また、8月初旬時点で予約が全く入っていなかった9月6日を思い切って臨時休業日としましたが、予想通り温泉地への来客は伸びず、過度なスタッフの稼働や食材の仕入れを抑えられ、コスト削減に役立ったと言います。
このプラットフォームでは予約者の居住地も分かるそうです。
そこで「今月に入って都民の予約が少し増えているな」と、8月に都民対象の検索広告を大幅に増やした結果、戦略は功を奏し、宿泊客のうち都民が占める割合は7月の3.7%から9月には5%弱にまで上昇したとの事例も紹介されていました。
本記事を読んで、旅行業界という分野はDXできる余地がまだまだあるのではないか、と気づきました。
例えば温泉地全体をスマートシティ化して宿泊客の周回ルートや滞在時間を分析したとしましょう。
すると、消費意欲の高まるタイミングで的確に高収益なサービスを勧めることもできますし、SNS投稿頻度の低い場所ではあまり混雑しないようにして投稿しやすくしたりもできます。
消費者にアンケートを取ることもDXで容易になりますので、消費者が一目見て分かりづらい案内を分かりやすくしたり、ここに感動した、というポイントは強化したり広告での目玉にしても良いかもしれません。
他の観光地とのデータ共有もアリかもしれません。
夏によく行く海や山の周辺と、冬によく行くスキー周辺で、両方に行くとお得なキャンペーンをしても面白いとか思いました(もはやDX関係ないかも笑)。
今後、旅行業界をDXで関わることがあれば、良い提案ができるように、DXで何ができて何ができないか、などの勉強は引き続き続けていきたいなと思います。
以上、今日の気づきは「旅行業界はDXの余地がまだまだある!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!