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貿易効率化分野は今後伸びる!

今日の気づきは「貿易効率化分野は今後伸びる!」です。

今日は以下の記事からの気づきです。
貿易テック、煩雑さ緩和 シッピオは通関書類作成を短縮:日本経済新聞

本記事を要約すると、煩雑な貿易業務の効率化が進んでいる、と報じています。

本記事では貿易業務を効率化したスタートアップが3社紹介されていました。

①Shippio(シッピオ)
シッピオが効率化した業務は、書類作成業務です。

従来は、税関への申告書類や検疫情報などの添付書類を手書きか文書ソフトなどで作成した後、内容に法令違反がないかを複数の担当者がチェックしていたため、申告1件あたり1~2時間ほどかかっていました。

同社のシステムは品目や輸出先に応じて添付資料を提示したり、AIで記載内容のチェックができ、作業時間を半分に減らすことができるそうです。

②トレードワルツ
トレードワルツが効率化した業務は、業務上のやり取りです。

取引先や銀行、物流会社などとやり取りする文書をクラウド上で一括管理するシステムを作り、従来の作業時間を4割強短縮できるそうです。

③STANDAGE(スタンデージ)
スタンデージが効率化する業務は決済です。

同社は貿易決済にブロックチェーン技術を活用し、早ければ23年4月に、荷物の運送責任や引き渡しを証明する船荷証券を非代替性トークン(NFT)技術などで電子化し、代金をデジタル通貨で決済するサービスを始める予定です。

一般的に銀行経由の決済コストは取引額の5~10%とされ、これを0.5~1%に抑える構想だそうです。

以上、3社を紹介しました。

本記事を読んで私が気づいたのは、貿易業務の効率化は良い着眼点だということです。

理由は3つあります。

1つ目は効率化できる余地が大きいからです。

貿易業務は、法律が複雑に絡んでおりミスが許されない点、また作成する書類が多い点、翻訳も必要な点、為替決済で手数料が大きくなりがちな点など、ITによる効率化の余地の宝庫だと言えます。

2つ目は市場成長性が高いからです。

ECの普及を背景に国内の輸出入申告件数は21年に1億2271万件と、2000年の約5倍に急増し、今後も貿易規模は増加することが予想されます。

3つ目は市場シェアが今は低いですが、今後高まりそうだからです。

拓殖大の松田琢磨教授によると、欧米では業種をまたいだ連動が充実していないのに対し、日本はあらゆる商品を扱う総合商社があり、連携すれば業界を跨いで大きな市場を取れるかもしれないそうです。

特に2つ目と3つ目はPPM分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント; どの事業活動に投資するかを検討するフレームワーク)に当てはめると「問題児」に相当し、積極投資対象と言えると気づきました。

私も今後起業する際は、今日気付いた3つの観点でも検討しようと気づきました。

以上、今日の気づきは「貿易効率化分野は今後伸びる!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

ABOUT ME
まさひろ
20代会社員のまさひろです。 相手から必要とされるビジネスマン目指し、 毎日気づいたことを書き綴っていきます

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