新聞記事

【化学】電子の閉じ込めに成功!

今日の気づきは「電子の閉じ込めに成功!」です。

今日は以下の記事からの気づきです。
フッ素の「箱」に電子閉じ込め 東京大学やAGCが分子合成:日本経済新聞

本記事を要約すると、東京大学やAGCなどの研究チームは、フッ素原子を使って立方体型の分子を合成し、その内部に電子を閉じ込めることに成功した、と報じています。

私は学生時代に有機化学を専攻していましたが、有機化学の成果が日経新聞に掲載されて非常に嬉しく感じました。

本研究成果の目玉は3つあり、前人未踏の「全フッ素化キュバン」の合成に成功したこと、その中への電子閉じ込めに成功したこと、そして今後電子挙動を研究するうえでの足がかりとなる位置づけの研究成果であること、だと思います。

やはり日経新聞に載るとなると、当然「この研究成果は有機エレクトロニクス材料の研究に寄与する」「AGCの技術が生きた」という「どう生きるか」にフォーカスされていました。

ここで私が改めて大学院で有機化学を研究していたからこそ感じたのは「有機化学の研究成果が日経新聞に載る時って、2パターンしかない」と言うことです。

1つ目は、有機ELとか有機エレクトロニクス材料など、商用利用段階に既に入っている材料に関わる、株価に連動しそうな研究成果。

2つ目はノーベル賞受賞時。

本当はその陰で、基礎研究という、新しい反応手法、測定手法、新規化合物合成などの成果の積み重ねがあり、その基礎研究が数十年、数百年後に花開くのですが、日経新聞に載ることはありません。

そして、研究開発費は基礎研究より材料研究などの、「すぐに金になりそうな研究」に優先して回されていく、ということが度々問題となっています。

まぁ、私がここで書いたところですぐに解決できる問題ではないのですが、将来的には何らかの形で力になりたいと思う問題の一つです。

今回の成果の原著論文は、Scienceに掲載されていました(こちら)。

以上、今日の気づきは「電子の閉じ込めに成功!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

ABOUT ME
まさひろ
20代会社員のまさひろです。 相手から必要とされるビジネスマン目指し、 毎日気づいたことを書き綴っていきます

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