今日の気づきは「DXは内製化できる!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
日清食品、アクセンチュア出身CIOが開発手法練り上げ:日本経済新聞
本記事を要約すると、日清食品でローコード開発ツールを導入しDXが急速に進んでいる、と報じています。
ローコード開発ツールとは、画面上でプログラムを選択したり、組み合わせてシステム開発する、高度なプログラミング知識が不要なツールのことです。
本記事を読んで驚いたのは、日清食品CIOの成田氏のDX促進の速さと、DXを内製化したことです。
成田氏の素晴らしかった点は、以下の3つあると気づきました。
①DXを外注しなかった点
外注すると、コスト増、期間増、現場の求めるシステムにならないという3つの可能性が発生するため、あえてそれをローコード内製化にすることで、防いだとのことです。
②21社の事業会社へ直接聞き取り調査した点
筋の良いローコード開発ツールを選定するため、21社の事業会社の生の声を集め、6つに絞ったとのことです(最終的にはサイボウズの「キントーン」とマイクロソフトの「パワーアップス」の2つ)。
③プロトタイプを社員の目の前で作ってみせた点
社員に納得してもらって普及を早くするため、社員の目の前でアプリを実際に作ってみせたとのことです。
結果、わずか3年で、グループ全体の開発者は80人ほどとなり、ほぼ全ての部門に開発者がいる体制も整いました。
そして既に生み出したシステムやアプリも350超にまで達し、DXが短期で進みました。
大企業がDXを促進する場合、IT部門が現場の意見を吸い上げ、外部へ依頼することが普通ですが、既存の考え方に囚われなかった成田氏の柔軟性が成功要因と気づきました。
私も今後起業する際、もしDXコンサルという分野で起業するなら、ローコード、ノーコード開発ツールが競合となることを意識しないといけないと気づきました。
そして事業会社がどこにメリットを感じるか考えて自社のビジネスモデル作りやケイパビリティ策定をしていきたいと思いました。
以上、今日の気づきは「DXは内製化できる!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!