今日の気づきは「縦型動画から買う時代!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
広がるスマホ縦型動画 リアルさがZ世代に刺さる:日本経済新聞
本記事を要約すると、米ループ・ナウ・テクノロジーズの「Firework(ファイヤーワーク)」を使うと、簡単に企業がウェブページで動画を配信できる、と報じています。
本記事を読んで私が気づいたことは「今後は縦型動画から直接商品を購入する時代」ということです。
本記事で紹介されていた「Firework(ファイヤーワーク)」は、ヘアケア製品大手、米オラプレックスがウェブサイトで使用しており、実際に訪問してみました。
トップページに行くと、下部3分の1に動画の上端が少し見えていました。
動画をタップすると、「とっても優しくてソフトだけどしっかり洗えるわ」など、オシャレな音楽と共に10~15秒ほどのレビュー動画が流れていきます。
※最近のYouTubeのショート動画同様、左右へのスワイプで動画が切り替わります。
動画の下部の商品アイコンをタップすると、動画が一時停止し、商品説明が読めます。
そしてサイズ選択、カート追加と進んでいくと、購入もできます。
導入実績は素晴らしく、サイトの滞在時間は5倍以上、コンバージョン率(CVR; 訪問者のうち、購入や問い合わせなどそのWebサイトの最終成果に至った件数の割合)は平均100~150%増だそうです。
スムーズな購買フローで感動しましたが、3つ難点があると気づきました。
1つ目は、私の通信環境では動画の読込みがYouTubeより遅かった点です。
2つ目は、Fireworkを導入するには月額15万円前後からと、少々値が張る点です。
3つ目は、訪問者数の増加に寄与しているかの実績が無い点です。
今後は最初2つの難点である読込み速度も価格も必ず改善すると思われます。
しかし3つ目の難点は、最近ではプライバシー保護に伴って「サードパーティー・クッキー」(第三者が集めたウェブ履歴を利用して広告を表示する仕組み)の脱却に向けた動きが広がっており、顧客を呼び込むのは一段と難しくなっていく中で、定量的な実績値を見てみたいな、と感じます。
もしこのSNS風の動画がウェブサイトに顧客を誘導することにも有効になるなら、縦型動画によるEC市場規模はどんどん拡大していくだろうと感じました。
以上、今日の気づきは「縦型動画から買う時代!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!