今日の気づきは「心理的安全性の作り方」です。
今日は以下の書籍からの気づきです。
心理的安全性の作り方
本書籍を要約すると、心理的安全性を作り、学び続けるチームを目指そうと書かれています。
目次
●心理的安全性の作り方
●最後に
心理的安全性の作り方
心理的安全性を作るには、以下の4ステップを踏みます。
1.行動分析
現状、自分のチームが、どのような形で心理的安全性の高い行動が起こっているか、妨げているかをよく観察します。
心理的安全性の高い状態を示す要素は以下の4つあります。
①話しやすさ:何を言っても大丈夫である
②助け合い:困った時に頼っても大丈夫である
③挑戦:失敗しても大丈夫である
④新奇歓迎:多様な才能を発揮しても大丈夫である
例えば、以下のような行動です。
・きちんと顔を向けて話している
→①話しやすさに効果的
・失敗を叱責している
→③挑戦に逆効果
2.それらをきっかけ、みかえりに分類する
人間の行動は何かの「きっかけ」で行動し、行動の結果得られる「みかえり」によって、次回も同じ行動をするかを決めています。
例えば以下のように分類できます。
・きちんと顔を向けて話している
→話しかける、という行動を起こすきっかけ
・失敗を叱責している
→挑戦して失敗した、という行動の後のみかえり
3.みかえりを良いみかえりと悪いみかえりに分類する
当たり前ですが、良いみかえり(好子)は次回の行動を増やし、悪いみかえり(嫌子)は次回の行動を減らします。
例えば以下のように分類できます。
・挑戦して失敗しても、挑戦したこと自体を褒める
→良いみかえり(好子)なので、次回も挑戦しようと思える
・失敗を叱責する
→悪いみかえり(嫌子)なので、次回は挑戦したくなくなる
4.きっかけとみかえりを利用して行動をコントロールする
きっかけを増やせば行動が増えることは明らかです。
みかえりによって望ましい行動を増やすには、以下の2パターンがあると言えます。
・好子を増やす
・嫌子を減らす
また、その逆として、望ましくない行動を取った場合は以下のみかえりによって減らせます。
・好子を減らす
・嫌子を増やす
よって、これらを活用して行動をコントロールしていく訳ですが、これには注意が必要です。
例えば、ミスの報告を受けた上司はミスを減らしたいと思って、「詰める」という嫌子を与えました。しかし、部下は「報告するという行動」の直後に起きた嫌子と取り、ミスを減らすのではなく、部下の「報告を減らす」効果に繋がってしまいました。
よって注意点として、みかえりはすぐの方が効果的ということです。
最後に
本書を読んで、心理的安全性の重要性、作り方を基礎から学ぶことができて良かったです。
独自性 | ★★★★★ |
---|---|
有用性 | ★★★★★ |
分かりやすさ | ★★★★★ |
総合 | 95 / 100 |
以上、今日の気づきは「心理的安全性の作り方」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!