今日の気づきは「Web3.0に必要な要件は3つある」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
ITエンジニアはなぜ非中心を夢見る 繰り返されるWeb3:日本経済新聞
本記事を要約すると、Web3.0に必要な要件は2つあり、セキュリティとユーザーニーズだ、と報じています。
目次
●Web3.0とは
●Web3.0に必要な3つの要件
●最後に
Web3.0とは
Web3.0とは、権限とリソースが1つの主体に集中していない情報世界のことです。
Web1.0からをまとめてみます。
Web1.0 | 1990年代半ば ~2000年代前半 |
新聞社やテレビ以外の企業の情報発信が可能に。 ただし情報発信にはウェブ開発技術が必要。 |
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Web2.0 | 2000年代半ば ~2010年代前半 |
ブログやSNSで個人の情報発信が可能に。 一方でプラットフォーマーへ権力が集中。 |
Web3.0 | 2010年代半ば ~現在 |
ブロックチェーン(分散型台帳)技術が登場。 全員でデータを分散保持・管理し、 Decentralized(非中心、非中央集権)化を目指す |
Web3.0の実用例としては、DeFi(ディーファイ、分散型金融)やNFT(非代替性トークン)、DAO(分散型自律組織)などです。
Web3.0に必要な3つの要件
本記事では、Web3.0に必要な2つの要件として、セキュリティとユーザーニーズへの合致が言及されており、私はそれらに加えてもう1つ、ユーザーのITリテラシー向上と考えました。
①セキュリティ
かつてのマウントゴックスというビットコイン交換所はセキュリティーの甘さからハッキングに遭い、ビットコインが流出し、14年に取引所は閉鎖に追い込まれたそうです。
このようなことが起こらないようにすることが1つ目の要件です。
②一般ユーザーニーズへの合致
ブロックチェーンゲーム開発の国内スタートアップであるdouble jump.tokyo(ダブルジャンプドットトーキョー、東京・新宿)が開発に参加しているゲーム特化型パブリックブロックチェーン「Oasys(オアシス)」は、最終的にファンやゲーマーによる統治を目指すといいます。
しかしこれらのゲームは好評を得たが「マスアダプション(一般大衆による受け入れ)には至らなかった」と上野広伸最高経営責任者(CEO)は語ります。
一般ユーザーのニーズと合致させることが、Web3.0普及への要件と言えます。
③ユーザーのITリテラシー向上
私は、ブロックチェーンなどの技術で非集中を実現するには、これまで集権された企業が担っていた管理という役割を全ユーザーで分散させなければならないと思っています。
よって、ユーザーのITリテラシーが向上し、管理できるレベルに到達しないといけない、と気づきました。
最後に
非中心の技術が一時的なブームで終わってしまうのか、ちゃんとWeb3.0として成立するのかはまだはっきりとは分かっていないそうで、別の意味を持つ「Web3.0」に取って代わられるかもしれません。
今後もDeFi(ディーファイ、分散型金融)やNFT(非代替性トークン)、DAO(分散型自律組織)などの動向に注意していこうと思いました。
以上、今日の気づきは「Web3.0に必要な要件は3つある」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!