今日の気づきは「50年の人生での体験を150年分に増やす方法!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
感触伝達、他者の体験共有 H2Lの玉城絵美社長:日本経済新聞
本記事を要約すると、東大発スタートアップ、H2L(東京・港)の玉城絵美社長は病床での経験から、どこにいても実際に体験したような感触が得られる「身体の体験共有(ボディーシェアリング)」の技術開発に挑む、と報じています。
目次
●感触伝達とは
●メタバースでの実用例2つ
●最後に
感触伝達とは
ロボットや人が受けた重みなどの感覚を相互に伝達し実際に体験したように感じられる技術です。
この技術の難しい点は、以下の2つの性能を両立させることです。
・感触(圧覚・触覚・力覚)を人へ伝達する性能
・人の動きを操作アームへ同期させる性能
慶応義塾大学理工学部の大西公平教授らは、これらを両立するのではなく、加速度を計測して力を逆算するという手法でポテトチップスのような割れやすい物体も掴むアームを開発しています(参考:日経ビジネス)。
冒頭で触れたH2Lは、この技術をメタバース(仮想空間)のアバターで再現することに成功したそうです。
メタバースでの実用例2つ
どんな実用例があるのか調べてみると、以下の2つが見つかりました。
①FirstVR
VRゴーグルを装着し、2つのゲームで遊べるようです。
1. 母ご乱心ー日常破壊ストレス発散ゲームー
2.FVR Wizardー魔法使いアクションゲームー
(画像引用元:PR TIMES)
2018年に既に発売されており、価格は9,980円だそうです。
メタバースオフィス内で同僚の「緊張」と「残体力」が見れるそうです。
これらはふくらはぎに装着した筋変位センサデバイスFirstVRから推定しています。
声かけや相談のタイミングの見計らいや、業務を依頼できる状態かどうかの管理調整などに活用できそうです。
(画像引用元:PR TIMES)
最後に
感触伝達という言葉を初めて知りましたが、遠隔のポテトチップスを掴めたり、緊張と残体力が分かったり、4年前から1万円程度で発売されていたとは驚きです。
この技術があれば、育児や介護などで自宅から出られない人が遠隔操作でカフェの従業員として働いたり、離れている人とハグしたりダンスしたりして仲良くなったり、1日で海外旅行に行ったりと、人生での体験が何倍にも増えることになるでしょう。
まさに「50年の人生での体験を150年分に増やす」という時代になるかもしれません。
以上、今日の気づきは「50年の人生での体験を150年分に増やす方法!」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!