今日の気づきは「自分のブランド化によってキャリア指針が明確になる」です。
今日は以下の書籍からの気づきです。
苦しかったときの話をしようか
本書籍を要約すると、強みを生かせる職能を選び、自分をマーケティングすることがキャリア成功のカギだと書かれています。
ブランド・エクイティ・ピラミッド
本書では、自分をマーケティングする「ブランド・エクイティ・ピラミッド」というフレームワークが紹介されていました。
これは次の4つの要素から成り立ちます。
要素 | 説明 | 私の場合 |
---|---|---|
市場 | 自分の攻略業界 | IT業界・ DXコンサル業界 |
WHO | ・コアターゲット(CT): リソースを集中投下する相手 ・戦略ターゲット(ST): リソースを少しでも投下する相手 |
・CT: 自分の社内評価者 ・ST: 顧客経営者 |
WHAT | ・便益: 自分を買うべき理由 ・RTB(Reason to Believe): 便益を信じるための根拠 |
・便益: チームで困難なDXも達成して顧客の利益率を改善できる ・RTB: 後輩育成実績、 利益率の前後比較 |
HOW | ・便益提供手段 ・キャラクター |
・便益提供手段: “困難に立ち向かう最強のDXコンサルタント兼PM” 1)Antenna:アンテナ力 2)Boldness:困難に立ち向かう胆力 3)Creativity:創造力 4)DX:DX事例知識量 5)EQ:メンバの面倒を見るEQ ・キャラクター: 情熱的かつ冷静 |
この「My Brand」は、あくまで「将来的にはこうなりたい!」と願望で誇張してかまわないそうです。
著者の森岡さんが20代の頃のHOWの便益提供手段は「“P&G最強のビジネス・ビルダー”」と書かれていました。
私の場合は、「“困難に立ち向かう最強のDXコンサルタント兼PM”」と命名し、将来的に呼ばれるようになれたらなと考えています。
また、この「My Brand」によって、自分のキャリアの指針が明確になります。
著者の森岡さんが20代の頃のWHATの便益は「困難なビジネスでも伸ばすことができる」で、「え?このビジネスが蘇ったのか!」と人が驚く高いハードルにしか興味が無かったからこそ、年間集客が700万人に落ち込んでしまったUSJに敢えて飛び込んだそうです。
私の場合は、「チームで困難なDXも達成して顧客の利益率を改善できる」として、森岡さんと同じく困難であることに加えて、チームで達成するうえで私がいた方が良いと言われたいと考えています。
「My Brand」設計の4つのポイント
この「My Brand」を設計するうえで気を付けるポイントは、以下の4つあるそうです。
①Valuable | 価値が十分強いか |
---|---|
②Believable | 信じられるか |
③Distinctive | 際立っているか |
④Congruent | 自分の強みと一致しているか |
私の場合、現段階では②Believable以外は満たせているため、今後は実績を積んで②Believableを育てていこうと考えています。
余談ですが、私は①Valuableは①Assignable(相手が任命したいと思えるか)にすれば、ほぼ同じ意味で、4つの要素の頭文字がABCDで覚えやすいと思ったので、勝手にそう変えて覚えることにしました(笑)
最後に
本書で紹介されているブランド・エクイティ・ピラミッドは、自分の提供できる(したい)便益を明確にすることで、今後のキャリア指針も明確になるという点で、非常に優れたフレームワークだと思いました。
今後需要が伸びるのは明らかにDX業界であり、自分の武器はHOWに書いた5つのスキルなので、今後は困難に立ち向かう最強のDXコンサルタント兼PM目指して実績を積んでいこうと気づきました。
本書では、上記フレームワークの他にも数多の役立つ言葉が散りばめられており、例えば「不安は挑戦の証」、すなわち「人間は生存環境を大きく変えることに不安を感じるようにできており生存確率を高めているので、不安を感じる時は挑戦で起こる変化が大きい証拠だ」という言葉を聞いて、「なるほど」となりました。
今後不安を感じる度に思い出そうと思えました。
あとは「友達はいなくてもいい」、「人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき」も響いた言葉でした。
本書は著者独自のフレームワークがとても有用性高く、エピソードも交えて分かりやすいことも良い点と思いました。
独自性 | ★★★★★ |
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有用性 | ★★★★★ |
分かりやすさ | ★★★★★ |
総合 | 95 / 100 |
以上、今日の気づきは「自分のブランド化によってキャリア指針が明確になる」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!