今日の気づきは「1%の努力だけで良い」です。
今日は以下の書籍からの気づきです。
1%の努力
本書籍を要約すると、「遺伝子や環境」で決まる成功は努力で覆せないが、少しの努力で変えられる部分を見極めて努力すべきと書かれています。
目次
●努力で変えられるポイント
●結論
●最後に
努力で変えられるポイント
本書では、努力で変えられるポイントは以下の6つ紹介されていました。
①前提条件
周りが「底辺」と呼ぶ街に住んでいても、住民は楽しそうに暮らしていたりします(メキシコのティフアナなど)。
子どものお受験、ファーストクラス、大きい庭付きの家・・・、これらは本当に必要でしょうか。
SNSが普及して比較する機会が増え、必要か不要かの判断まで周りに流されて不幸になっている人がたくさんいます。
②アンテナ
チャンスを掴む努力より、いつでも掴める状態、つまりヒマを作っておく努力をした方がチャンスの数が増え、結果としてチャンスを掴めます。
著者は大学時代にヒマだったから交通違反の抜け道サイトを作ったり、東京アクセスという会社を起業し、それが後に「2ちゃんねる」に繋がりました。
読書、人脈作り、情報のアンテナを張る、それらも努力でチャンスが訪れる可能性を高めることだと著者は述べています。
③掘り下げる
著者が「2ちゃんねる」を作ったのは「匿名で何かを吐き出す場所」が自分にないと困るものだったから夢中で作れたそうです。
著者は「自分がないと困るものを仕事にすべき」と勧めており、他人のニーズは考えなくて良いと主張しています。
その際、例えば、以下のように一段階掘り下げて考えることが大事だそうです。
・音楽→大勢が一体になるライブ感を作りたい
・ゲーム→何も考えず没頭できる仕組みを生み出したい
④ポジション
著者はエンジニアと経営者側の間に入って翻訳する「自分しかとれないポジション」を見つけたそうです。
あくまでプログラミングはサブスキル、メインは問題解決という、このポジションを持つ人はそんなに多くいません。
既定の職業にとらわれず、自分だけが名乗れるハイパーなんとかクリエイターとでも名乗れば良いと言っています。
⑤武器
優秀さは相対的なので、各社のエリートを100人集めても、その100人の中で必ず平均以下の落ちこぼれが必ず半数になります。
Googleは仲間の和を乱さない「良い人」を率先して採用するそうです。
自分のキャラを考えて、能力が低くても「あいつがいると空気が明るくなる」という人として生きていくのも1%の努力の1つかもしれないと著者は述べています。
⑥予測不能
著者が人からよく物知りと言われる理由は「予測不能なものにだけお金を払う」というルールを決めているからだそうです。
そして、気になったらとことん調べつくすので、いつも当たり前のようにやっていることでどんどん差がついているのです。
すると色んなアイデアやチャンスに恵まれると言います。
結論
要は、この本が言いたいことは3つあります。
①周りに流されず、自分の好きな仕事を探す努力
②自分のタイプを知り、ポジションを確立する努力
③新しいものを知りチャンスを増やす努力
最後に
この本を読むと気が楽になる、と言われてますが、それは著者が日本人に苦手なメタ認知能力に長けており、固定的な観点から脱する思考を記しているからだと気づきました。
現在の私にこの本に書かれていることはあまり響きませんでしたが、今後も読書や新聞記事や振り返りを重ね、チャンスを増やす努力をしようと思いました。
本書は1話完結タイプで、本筋と結論が分かりにくい部分もありましたが、独自性が高いのが良い点と思いました。
独自性 | ★★★★★ |
---|---|
有用性 | ★☆☆☆☆ |
分かりやすさ | ★★☆☆☆ |
総合 | 30 / 100 |
以上、今日の気づきは「1%の努力だけで良い」でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!