今日の気づきは「JALは事業多角化で生き延びる!」です。
今日は以下の記事からの気づきです。
JALが3000人配転、LCCなどに ビジネス需要低迷長期化:日本経済新聞
本記事を要約すると、日本航空(JAL)が主力航空事業から格安航空会社(LCC)やマイル事業など非航空分野の事業へ約3000人を配置転換し、事業配分も転換すると報じています。
(画像はJALの中期経営計画より)
目次
●事業転換する2つの理由
●マイル・ライフ・インフラ事業とは
●JALの今後の方針
●最後に
事業転換する2つの理由
1つ目は、コロナ禍で広がったオンライン会議により、ビジネスでの航空需要低迷が長期化すると見込まれるためです。
世界の航空会社が加盟する国際航空運送協会(IATA)の予測では、22年の世界の航空旅客は前年比7割増の38億人と回復するものの、コロナ前の8割の水準にとどまります。
一方、LCCが主要顧客とする観光客はコロナ後の回復が比較的早いとみており、人員を増やすそうです。
2つ目は、私個人の考えですが、非航空事業の方が利益率が高いからだと思いました。
「中期経営計画」を見ると、労働集約型である航空事業の利益率が8%程度と低く、LCC事業は16%、マイル・ライフ・インフラ事業は20%程度と大きく異なることが分かります。
(画像はJALの中期経営計画より)
あくまで私個人の考えですが、利益率の高い事業へ転換するのは良い考えだと思いました。
マイル・ライフ・インフラ事業とは
以下、幅広い事業があるようです。
・JALでんき
また、「エアタクシー事業」も構想中とのことです。
中期経営計画によれば、エアタクシーは2025年に事業開始らしく、楽しみですね。
JALの今後の方針
「7/12付の記事」に書かれていましたが、今後は6600億円をESG(環境・社会・企業統治)へ投資するそうです。
理由は2つあるそうです。
①航空会社はCO2排出量の多い業種とみられやすいが、そのイメージを払拭し社会から選ばれるため
②先行き不透明な環境の中で何か違う目標を持ち社員一体となるため
経済的価値と社会的価値の向上を同時に目指すことは難しいと社内でも議論になったそうですが、これは赤坂社長の求心力が問われることになりそうです。
最後に
JALといえば航空事業のイメージですが、数年後には、もしかしたら主力航空事業自体無くなって全てLCCになっているかもしれないと私は思いました。
そして今の楽天ポイントが貯まる「楽天経済圏」みたいな、JALマイルが貯まる「JAL経済圏」が確立しているかもしれませんね。
いずれにせよ、2025年の空飛ぶタクシーが楽しみですね!
以上です。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!